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その年話題となった新語・流行語を決定する年末恒例の
『2014 ユーキャン新語・流行語大賞』
(現代用語の基礎知識選)が
1日発表され、お笑いコンビ・日本エレキテル連合の
「ダメよ~ダメダメ」と
「集団的自衛権」の2語が年間大賞に選ばれた。
実話に基づいたセリフには存在感が違う?
やってくれたね。
こういうウエットにとんだ、
エッジの効いた言葉、好きだね~。
今年、大ブレイクを果たして年間大賞。
日本エレキテル連合の決めフレーズ
「ダメよ~ダメダメ」。
やっぱり、実話に基づいたセリフには
存在感が違う。
世間一般のさまざまな場面で
使われたようだ。
「いいじゃないの。この仕事、頼むよ」
「だめよ~ダメダメ~」
お笑い芸人の“言葉”が大賞を受賞するのは、
2012年度のスギちゃの
「ワイルドだろぉ」
から2年ぶりとなる。
日本エレキテルの二人は、かなりの実力派だけに
スギちゃんのようには
ならないで欲しい。
今までのコントをブラッシュアップすれば
笑いのブランドを創れると思うのだが・・・
頑張って欲しい。
年寄りの恋愛事件といえば?
話は変わるが、年寄りの恋愛事件といえば、
京都の千佐子容疑者の犯行が生々しい。
事件はこうだ。
京都府向日市で昨年12月、無職筧勇夫さん
(当時75歳)が青酸化合物によって殺害された事件。
逮捕された妻の無職・千佐子容疑者(67)は
筧さんの死亡直前にも結婚相談所を通じ、
少なくとも男性2人と見合いをしていたという。
京都府警は、
事件前の千佐子容疑者の行動や目的を
詳しく調べているが、
千佐子容疑者は昨年11月1日、
筧さんとの婚姻届を京都府向日市役所に提出。
以前から一人で住んでいた堺市内のマンションから
引っ越しはせず、
週に2回程度、向日市の筧さん宅に通う生活だったという。
その一方で、千佐子容疑者は結婚直後に
大阪市内の結婚相談所を訪問。
夫がいることは告げずに
「本気で婚活している」などと話し
条件として「年収1000万円以上の高齢者」を
挙げていたという。
「いいじゃ~ないの~」と迫るコントに
本物の怖さを感じた。
これは、本当にダメですからね。
「ダメよ~ダメダメ」・・・
集団的自衛権も年間大賞!だが受賞を辞退?

また、憲法9条を巡り、
連日のニュースで
数多く取り上げられた
集団的自衛権も年間大賞を
受賞した。
30年前から
既に現代用語の基礎知識に収録されていたのだが、
今年度の注目ぶりが決め手となり、受賞する運びとなった。
集団的自衛権は
安倍内閣が7月1日に
行使容認を閣議決定。
憲法を改正せずに
内閣が解釈変更することに国民の意見が割れた。
受賞者辞退には納得がいかないね。
信念に基づいて決めたことなのに
なぜ、堂々と受け取らないのか?
かつてもあった受賞辞退事件?
6年前の2008年の時だ。
ネットでも話題になった
「あなたとは違うんです」が
トップ10に入ったのだった。
すると、なんと
「受賞候補者が辞退したため」として
「該当者なし」となってしまった。
ご存知の方も多くいるはずだが、
「あなたとは違うんです」
実は、時の自民党首相、
福田康夫前首相の辞任会見での言葉だった。
中国新聞の記者からの
質問に対し「私は自分自身を客観的に見ることは出来るんです。
あなたと違うんです。」と答えた。
また、質問をした
中国新聞の記者は政治問題を専門とするいわゆる
「政治記者」ではなく、
2年前まで地元で美術・音楽を専門にしてた「文化芸能記者」であった。
ちなみにこの年の
大賞は天海祐希さんの
テレビドラマで話題になった
「アラフォー」と、
エド・はるみさんの「グ~!」。
特別賞には北京五輪で金メダルに輝いた
女子ソフトボール日本代表エース
上野由岐子投手の「上野の413球」だった。
トップ10は以下の通り!
●あなたとは違うんです! 受賞辞退
●アラフォー 女優・天海祐希
●居酒屋タクシー 衆院議員・長妻昭
●上野の413球 北京五輪ソフトボール日本代表・上野由岐子
●蟹工船(ブーム) 書店員・長谷川仁美
●グ~! お笑いタレント・エド・はるみ
●ゲリラ豪雨 ウェザーニューズ社
●後期高齢者 マスターズ陸上競技選手・山崎英也
●名ばかり管理職 マクドナルド訴訟原告・高野広志
●埋蔵金 衆院議員・中川秀直
居酒屋タクシーも受賞している?

そういえば、民主党が自民党を追い上げて
民主党の政権交代した前哨線ともなった
時期でもあった。
その時に、居酒屋タクシーも受賞している。
奇しくも、霞ヶ関の公務員が深夜に公費を使って
タクシーで帰宅する際に、運転手からビールや
つまみの提供を受けていたほか、
現金や金券を受け取っていたことが発覚した
いわゆる「居酒屋タクシー問題」
民主党の長妻議員が調査、追求したものだった。
政府の調査によると、金品を受領した職員は17省庁
・機関で計1402人に及び、
うち3人が現金を、55人が金券を受け取っていた。
政府は33人を国家公務員法に基づく懲戒処分とし、
623人を各府省の内規に基づく訓告・厳重注意などとした。
提供を受けた職員が最も多かったのは財務省の600人で、
2番目は農林水産省の197人だった。
予算編成や国会答弁の準備などで特に残業が多いことが
背景にあったようだが、とんでもないことを
役人はやっていたのだ。
タクシー業界では、
運転手が得意先の客にビールなどを
出すことがあり、深夜残業が頻繁な
官僚は特定の個人タクシーの
得意先になる例が少なくなかった。
道路運送法は業者が受け取った運賃を
割り戻すのを禁止しているが、
当時の冬柴国土交通相は
「ビールやつまみはサービスの一環と認められ、
運賃の割り戻しには当たらない」と述べ、
運転手に法律上の問題はないとの認識を示した。
あまあまの大臣も困ったもんだ。
悪夢が蘇るような気配がしているが
今回の総選挙では、そこまで野党の勢いはなく、
自民党の大賞。
いや、違った。自民党の大勝だね。
発表された大賞候補50語の中には?
話を戻そう。
発表された大賞候補50語の中には、
「危険ドラッグ」「デング熱」「エボラ出血熱」なども
ノミネートされていた。
【2014新語・流行語】
トップテンに選ばれたのは下記のとおり
■「ありのままで」:ディズニー アナと雪の女王チーム
■「カープ女子」:石田敦子氏(漫画家)、大井智保子さん、
古田ちさこさん、天野恵さん(カープ女子)
■「壁ドン」:映画『LDK』
■「危険ドラッグ」:古屋圭司氏(衆議院議員・元国家公安委員長)
■「ごきげんよう」:美輪明宏 (歌手・俳優)
■「集団的自衛権」:受賞者辞退
■「ダメよ~ダメダメ」:日本エレキテル連合(中野聡子、橋本雪子)
■「マタハラ」:杉浦浩美氏(立教大学 社会福祉研究所 特任研究員)
■「妖怪ウォッチ」:日野晃博氏
(妖怪ウォッチ クリエイティブプロデューサー/企画・シナリオ原案)
■「レジェンド」 :葛西紀明選手(株式会社土屋ホーム スキー部)、
青木功氏(プロゴルファー)、山本昌広選手(中日ドラゴンズ・投手)
世相は冷静に見ている。沈黙の羊たちではない?

集団的自衛権」は安倍内閣が7月1日に
行使容認を閣議決定。憲法を改正せずに
内閣が解釈変更することに
国民の意見が割れたのだ。
受賞者辞退には納得がいかない。
信念に基づいて決めたことなら
なぜ、堂々と受け取ればいいではないか?
「あなたとは違うんです!」
とでも言いたいのか?
来年は、羊年。
国民がいつまでも黙っているとは
思ってもらいたくない。
いつまでも
沈黙の羊たちではないのだから・・・