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nsx3ホンダは12日、デトロイトで
開幕した北米国際自動車ショーで、
高級車ブランド「アキュラ」の
スーパーカー「NSX」の量産モデルを世界初公開した。
動力には独自開発のハイブリッドシステムを採用し、
550馬力の動力性能を誇りつつも
燃費を抑えた次世代のスポーツカーの誕生だ。

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次世代のスポーツカーとは?

車体は炭素繊維やアルミ、
超高強度鋼など複数の素材を使い分けている。

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最低価格は15万ドル(約1800万円)と
同社では最高額。

今夏に米国で受注を開始し、
秋にも納入する予定。

日本や欧州、中国での販売も計画している。
NSXは1990年に発売された

本格的スポーツカーで、高価格にもかかわらず高い人気を誇り、

2005年の生産終了までに世界累計1万8000台超を販売した。


乗り味がアメリカンになってないかが心配だが?

10年ぶりの新型、
高級スポーツカー「NSX」の2代目だが
一つだけ心配なのは、
乗り味がアメリカンになってないかだ。

nsx1

スペックは、ツインターボエンジンと
三つのモーターを組み合わせたハイブリッド車。

初代は米国でも人気を集めただけに、
会場でひときわ大きな歓声を浴びた。

NSXは「和製スーパーカー」の
触れ込みで1990年に発売され、
鮮烈なデビューを飾った。

これは、第2期F1参戦を機に

「世界に通用するHondaの顔を持ちたい」と
の願いから開発された車で
バブル景気絶頂期の1989年に発表した。

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スタイルは
アメリカ空軍の戦闘機F-16ファイティングファルコンをモチーフとしたキャノピーが特徴的だった。

当時、ヨーロッパ勢は、たかが、日本のホンダだ。

本格的なスポーツカーは作れまいとタカをくくっていたが

しかし、実際に走り出すと驚愕の声に変わった。
あのフェラーリの技術者さえ慌てさせた。

NSXの登場以来、スポーツカーの基準が変わった。

それは、ホンダのチャレンジスピリットに他ならない。
不可能を可能にする。

宗一郎1

本田総一郎が、創業間もないころ、

ヨーロッパの強豪を相手に
無謀にもF1に臨んだ
その精神が脈々と息づいているからだ。

たかが、V6の3000ccで280馬力。
スーパーカーからみれば
非力だが、トータルバランスが、中身が違った。

VTECの採用が切れ目のないエンジンの回転数を生み、

しなやかで踏ん張るサスペンションが
群を抜くコーナリングを可能にした。

これを可能にしたのは、
オールアルミのボディで武装したからだ。

孝紳

その設計を推し進めたのが、
現在の伊藤孝紳社長だ。

世界で絶賛されたが、

スポーツカー専門会社ではないために
新型車を投入できず、
熟成することが最大の抵抗だった。


独自開発のハイブリッドシステムを採用する!

今回登場した2代目は
ボディーに初代と同じアルミニウムに加え
炭素繊維や超高強度鋼など
複数の素材を使い分けている。

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最高出力は日産GT-Rとほぼ同じ最高出力550馬力を超える。

まず北米で今夏から予約を受け付け、
価格は初代の2倍以上の
約15万ドル(約1800万円)からにする方針。

日本や中国市場にも順次投入する。

北米市場は景気回復とガソリン価格低下で、
スポーツカー人気が高まっており、
NSXには地元メディアも

「一番の人気になるかも」と
予想するほど。NSXの赤い車体が姿を現すと、
ごった返す発表会場からは拍手がわき起こった。

ホンダの高級ブランド「アキュラ」から発売する。

アキュラのマイク・アカビッティ上級副社長は
「スーパーカーだった初代NSXを忠実に
受け継いだ全く新しいNSXだ」と話した。

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アキュラ部門の担当役員は

「ドライバーに新たな走りの体験を提供するスーパーカーという遺産を引き継いだ」と、新モデルに自信を見せた。

さあ~どんな走りを見せてくれるか、楽しみだ。それにネンピだ、エコだ。

と逆行のなかでエコで運転が楽しく
しかも、ドライバーズシートにズシリと
張りつく加速感、コーナーリングの身持ち良さ。

夢を追いかけるホンダの
スピリットが凝縮されたNSX。

F2

また、新たなドラマの幕開けにふさわしい。

そして、初代NSXの誕生と同じようにF1に復帰する。

なんという、完璧なシナリオだ。