たお2来春3月スタートのNHK連続テレビ小説『まれ』で
ヒロインに起用された女優の土屋太鳳。
現在放送中のNHK朝ドラ『花子とアン』のほか
映画『るろうに剣心 京都大火編』
などこれまでに多くの作品に出演している。

そんな土屋が今度は殺人鬼役に初挑戦したのだ。
映画『人狼ゲーム ビーストサイド』(公開中)。
新たな役どころに臨む姿勢から、
土屋の女優業への向き合い方に迫ってみた。

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■プロフィール
土屋太鳳(つちや たお)
1995年2月3日生まれ。東京都出身。O型。身長155cm。

2005年に行われたスーパー・ヒロイン・オーディション
MISS PHOENIXにて

審査員特別賞を受賞し芸能界デビュー。
黒沢清監督作『トウキョウソナタ』(08年)で映画デビュー。

NHK大河ドラマ『龍馬伝』(10年)のほか、
NHK連続テレビ小説『おひさま』(11年)、
『花子とアン』(14年)に続いて、

2015年3月から

スタートする『まれ』のヒロインに抜擢。

今年の出演映画は
『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(8月1日・9月13日公開)。


人狼ゲーム ビーストサイド

原作小説は累計20万部突破!

さらにはコミカライズ版初版10万部発行!
そしてゲーム化進行中と話題を席捲中のシリーズ最新作である。


映画『人狼ゲーム ビーストサイド』

(8月30日公開)で挑んだのは、
殺人鬼・樺山由佳。

10人の高校生たちが「人狼ゲーム」に

強制参加させられ
由佳はその非日常に興奮を覚えながら

“狂気の女”と化していく物語。

original

一方、朝ドラのヒロインが決まったことも

あって取材オファーが
殺到している土屋だが、
華々しい経歴の裏で

「撮影がない時期も多かった」と
不遇の時代があったことも明かす土屋。

まだ、19歳の彼女に不遇とはピントこないが・・・

一躍、時の人になった今、

女優業をどのように捉え、
向き合っているのか。

そして、土屋の思い描く

“朝ドラヒロイン像”とは何かを探ってみた。

大作映画や連続ドラマへの出演経験もあり
朝ドラへの連続出演も決定するなど
順風満帆に見えるがまだ、満たされないのか?

そんな脚光を浴びる新鋭女優は、
常に作品にまっすぐに

ぶつかっていくことが身上だ。


その姿勢とは何か?

本人いわく、
役になりきろうとすると自らを

その人物に深く感情移入させていくという。

撮影現場では
「監督さんからのアドバイスをまず取り入れます。
そのうえで、役柄の芯をしっかり

理解していたら、『ここはこうするかな?』

とアイデアが浮かんできます」
役として生きる過程で気づいたことがあれば
撮影中でも自ら演出のアイディアを

積極的に出していっているというが・・・

そんな土屋が「今までの演技で

最も苦しかった」という役が
今回の殺人鬼・樺山由佳。

『人狼ゲーム ビーストサイド』での殺人鬼。
過去に、手紙のやりとりをして

闘病を応援していたファンや、
親しい知人を病で失ったことの

ある土屋にとって
物語のなかの人物であるとはいえ、
その役柄を演じることへの

葛藤は大きかったようだ。

もも6

『本当の自分は何だろう?』
『生きている実感はどこにあるのだろう?』など、

何か伝えるべきものを感じてもらいたいと思って演じました」
と語る。

土屋にとって女優とは、
そこで自らが演じることで発信するメッセージをしっかりと認識し、

観る人たちへ伝えるべきことを

明確に持って臨むことで、
作品が成り立つと考えている。

でも、今までの自分の役作りと
心の物差しを全部取り除いていかないと
近づけない役だったので、
すごく苦しくて。

どうしたらいいんだろう。

何を伝えたいんだろうと悩んだという。

ただ、人を殺していけばいいのかと

いうとそうでもありませんし
…由佳ちゃんにも「生き残りたい」
「本当は友だちが欲しい」「誰かを信じたい」
という気持ちはあったんだろうと思いますし…。

強い意志を持って真摯な姿勢を徹底してきたからこそ・・・

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土屋がいつも
演じてきた多くの役柄に

魂が込めていたものと何かが違う。

しっかりと考えながら、

力強く言葉を発する様子からは、
確固とした芯が感じられる土屋。

どこまで役にのめりこんでいくのか?

…撮影が進むにつれて、

本当に出演者の方々が
1人ずついなくなっていくんですよ。

なんでこんな言葉を吐かないといけないんだろうとか
思いながら撮影していて…。

もも11

撮影中の怒りがこみ上げてくるような気持ちは、

今でも記憶に残っています….

途中、辞めようかとの葛藤に

押しつぶされそうになったという。

2日目から本当に涙が止まらなくて
…なんなのこれ! って嘆きながら撮影していました。

映像で伝わるのが

1番いいんですけど、

その時の部屋の匂いすら嫌で。

自分を強く持ってないと泣いてしまいそうで…

さすがに現実と作品づくりのギャップと
その世界観を拒絶する自分がいたのだろう。


ではどうして、断るという選択肢はなかったのだろうか?

この役を大事にして生きることが

何かに繋がる
と思ってすごく感じていましたし、

真正面からぶつかっていくことで、

その過程が由佳ちゃんに
繋がっていくんじゃないかなと

思っていたので、
私としてはすごく勉強になりました。

演じていて苦しかったんですけど、
まずはこのメンバーに出会えたことが

私の中での幸せです。
スタッフさんが人狼の世界を

守っていてくださったお陰だと思います。

…どうやったら早く感情が出るのか?
私はそういう自分の傾向が全く分かりません。

勉強する方もいらっしゃると思うんですけど
…自分の中ではわからないので、
今後どうやって勉強していったら

いいのかなと悩んでいますと
屈託なく話す。

だから、
地道にやらせていただいていています。

今までは、オーディションに出て、
受かったものに出させていただくという

感じだったので、
自分で築いていくしか方法が

ありませんでした。

悩みながらの何かを

吸収しようと必死にもがいている姿がそこにあった。

『人狼ゲーム』『るろうに剣心』朝ドラ『まれ』。
向き合い方は違うのだろうか?

8もも

….朝ドラのヒロインも感覚としては

変わらず、
「1つの作品に出演させていただく」
という感覚なんですけど、

でもヒロインとしての役割もありますので、
疑問に思ったことをスタッフさんに

尋ねたり、
キャストさんともお話をしたり・・・

映画と連続TVドラマの世界観が

腑に落ちたようなさばさばした

感想であった。

やはり、『おひさま』の井上真央

『花子とアン』の吉高由里子などの

現場の経験を知ったことでヒロインの

役割を感じているようだ。

女優への登竜門として多くの役者が
スキャンダラスで危険な役をあえて選び
違う自分を見ようともがく。

可能性を追求する。
これも女優への脱皮なのかもしれない。
蛾が蝶に変身するかのように!


アイドルから役者への脱皮は並大抵のことではない?

人の成長には、痛みが伴う。
どんなたいへんなこともするのも人。

もも7

人は可能性を信じて
思いきって難しいことに

チャンスにチャンスを掴む。

その時に、ひとはとんでもない力を発揮する可能性がある。

そして、人は大化けする。

サバイバルの決め手は、ただひとつ。

自分を信じて実行するのみである。

それはどんな世界でも必要なものだ。