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全国民が注目している橋下徹市長が進める
大阪都構想の住民投票が5月17日に実施される。
終盤にあって賛成派と反対派の両陣営は
熾烈な闘いを繰り広げている。なんと、自民党と共産党が共闘で合同演説会を
行ったり、自民党をこき下ろす民主党の辻元清美議員が
自民党の街宣車に乗り込んで
演説を行うという異常事態になっている。
政治家は本当に市民の事を考えているのか?
はなはだ、疑問だ。
都構想、分からないなら反対に入れて下さい?
自民、共産、民主の節操がないと合同演説会には
さすがの大阪市民も飽きれ顔だ。
その合言葉が、
「都構想、分からないなら反対に入れて下さい」
と訴えたのだった。
とにかく、大阪市を残せの一点張りだ。
あれだけ安倍晋三をこけおろし、
ボロクソに叩く辻元清美が
なぜ、自民党を応援するのか?
私は聞きたい。
言論の自由とはこういうことではないはずです。
ここには何か、焦げ臭い何かがある。
大阪市民を馬鹿にしているとしか思えない先生方のご乱心。
自民、民主、共産全部の街宣車が声を揃えるスローガンは、
「分からないならとりあえず、反対を入れて下さい」
ほんと、大阪の政治はどこまで腐っているのでしょうか?
大阪には2つの議会があります。
一つは大阪府議会。府民880万人による議員と
首長選挙で選ばれた府議会と松井知事の二元代表制。
もう一つは、大阪市議会。大阪市民260万人による議員選挙と
首長選挙により選ばれた府議会と橋下市長との二元代表制。
大阪が一つになるということはどういうことか
「大阪市議会を解体し、大阪都議会(仮称)一本で進める」
ということです。
維新の会のそもそもの目的はなんでしょうか?
①大阪市と大阪府を再編し二重行政を解消すること
②インフラ整備などの広域行政は一元化し、成長戦略を描くこと
③5つの特別区に公選区長を置き、それぞれのサービスを提供すること
いわゆる東京23区と同じ仕組みだ。
昭和18年、東京府と東京市が一つになって東京都になった。
それ以来、二重行政はなくなったが、歴史伝統文化、
地域の絆は残っている。当時、東京市を残せの大運動があったようだ。
大阪は、府庁と市役所がいがみ合ってきたことが、
公共インフラ整備や都市開発などで税の無駄使いをしてきた。
120億円の温泉や1200億の高層ビル建設などで失敗続き、
借金は膨らむ一方、
東京との間で相当な差として顕在化してしまったのだ。
都構想の目玉の改革は本当は権力闘争だ?
都構想の目玉の改革は
市役所を医療・福祉・教育の仕事に集中する
特別区役所に作り替える構想だ。
子育て支援、高齢者のサポートを強化するため、
教育委員会、児童相談所、子育て支援部門、
福祉局など市役所体制では1つしかない組織を
5つに増やし各特別区に配置する。
現在の区長は、大阪市役所の職員が行っているから
住民は、名前すらしらない。
今度は、選挙で選ばれる区長も5人となるので、
各特別区内の住民の声に寄り添った子育て支援、
高齢者サポートの政策が期待できる。
反対派は都構想にお金がかかることを批判する.
しかも、二重行政の無駄削減や改革で
生み出されるお金で十分賄えるというが本当か。
しかし、これでバラ色の大阪が蘇るのか?怪しい?
こうした小子高齢化時代に対応できる
役所組織に作りかえる大阪都構想に
なぜ、自民、民主、共産の議員は
強烈に反対するのでしょうか?
実は、都構想が実現したら
議席が無くなってしまうという不安だという説がある。
なに?政治家先生の保身にためなの?
1.選挙区が変わる?
大阪市は現在、5ブロック案で進んでいるようだ。
つまり、今までのように安泰とならない。
例えば、名前を出して恐縮ですが、
木下吉伸市会議員。
かつて、慰安婦問題で橋下市長に
「何様ですか?」
と挑発する言動で有名になった議員だ。
なんと、大阪市議会議員に六回当選。
代々、地盤、看板、カバンを引き継いで
祖父も父も市議会議員という超エリート。
現在も大阪市議会ならびに法定協議会で反維新行動を
実践中の氏の選挙区は阿倍野区だ。
祖父の時代から築き上げた阿倍野での
支援地盤だけではなくなり
選挙負担が大変でかなり苦戦を強いられることになるらしい。
2.年収が下がる?
このサイトをご覧頂きたい。
全国議員報酬ランキング
http://area-info.jpn.org/RKSenatPyAll.html
東京都、名古屋市、愛知県に次いで
4位に大阪市。その額はなんと、月額で97万円。
こちらが、東京都の議員報酬額だ。
http://area-info.jpn.org/RKSenatPy130001.html#area131016
東京の都議会議員の月額報酬が103万に対し、
区議会議員は65万9千円~59万7千円。
議員数が多くなることを考えれば
現職の市議会議員からすれば、
大幅な報酬ダウンと予想される。
3.何の影響力が低下するの?
区議会の一員になれば、その区の中での
影響力は低下することは必然と思われる。
今までのような市民による政治無関心による
やりたい放題ができなくなり、
まして府議員よりおいしい待遇を
長年受けていたものもなくなってしまいかねない。
大阪市がつぶれると言っていた議員さんではあるが、
実態は、市議会がつぶれてしまうことを
一番に恐れていることが本音ではないか?
そして、やはり、大阪市の役所の職員の
待遇が壊されることに
職員自身も恐れているようにも見える。
強い大阪を取り戻せって詭弁だ?
こうして、反対派の立場にたって
大阪都構想を考えてみると、
一番の被害者は議員さんや
既得権を持っている役人ということにたどり着く。
だから、議員たちは、政治家としての
具体的な政策も構想もなく、ただ、ふたすらに
「橋下市長には大義がない、大義がない」と
「反対の理由ばかり」を声高に唱えるしかない出来ない訳だ。
悪名高い「二重行政」の温床となった府議会市議会の腐敗、
全国から集まる生活保護者の多さ、
全国一と言われる腐敗した市役所、
大阪市と大阪府の仲は悪く、まとまりがつかないようだ。
市議会の討論を見れば、野党の橋下市長への反論は
すべて反対の政治家が多いことに驚く。
そこで橋下市長は対案を出せと迫る。
喧嘩上手の彼に簡単に論破されてしまう。
弁護士で鍛えた弁明にコロっと負ける。
反対議員を悪代官に見立て徹底的につぶす作戦にでる。
役人の書いた予算書に白紙委任状で対応してきた
つけがここにきて頭のいい、橋下市長に付け込まれた。
こんな調子で対抗できるはずがない。
現状維持が好きな議員さんに
赤字体質の大阪の財政を改革する意識すらないから
当たり前だ。
まさに討議の訓練のない先生方は論理的に負けている。
まさに揚げ足取りが精一杯だ。
改革反対、既得権を守りたいだけの役人や
外郭団体の意見を議員が代弁しているのだ。
ここに、橋下マジックが炸裂する?
「自助自立、個人の自由、個人の選択、個人の責任、
民でできることは民へ。
公がやらなければならないところは公がやる。
これが維新の会の価値観ですよ。」
と橋下市長は訴えるが、ごもっともだ。
これが大阪市民はコロッと騙すテクニックだ。
共産党の主張のように
民でできることを公でやれば、
どんどんやることは増え、
公務員を肥大化していくのはわかる。
原則は民でできることは民でやっていく。
何で公務員がいけないかは、倒産のリスクもないし、
あまりに身分が安定されて切磋琢磨という環境にないからだ。
大阪を何とかしたい。将来の自分の子供たちに幸せをと願う、
維新の会の改革だという。
明治時代から変わらなかった政治や役所の仕組みを
変えるのはわかるが胡散臭い。
改革、改革といいつつ、裏で安倍政権と繋がっている。
この二枚舌政治の橋下維新を本当に信じていいのだろうか?
政治家による政治家のための大阪ではなく、
大阪市民のための大阪でなくてはならないが
どうも、庶民に聞こえのいい、権力との闘いだと
云えば云うほど、嘘くさくなる。
改革を実行すると言いながら
裏に隠れて独裁政治を引く
安倍ちゃん政治と同じように見えてならない。
本当のことを言ってくれといいたいのは
我々、庶民なのだ。
ますます、政治不信になっていく。