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ラグビーワールドカップ2015での快挙で日本では、
空前のラグビーブームが到来しそうだ。
南アフリカの勝利は奇跡か?
日本中が「五郎丸ポーズ」にくぎづけになった大会。
今回は、日本人の偉大さを再発見してみたいと思う。

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南アフリカチームは、サインもらいたいと思うぐらいアイドルであり憧れだった?

日本のラグビーワールドカップ全成績(2015年イングランド大会除く)
通算成績 1勝 21敗 2分
この信じられない成績はなんだったのだろう?

しかし、今回のラグビー・ワールドカップでは
グループリーグ3勝を飾るなど、
大会を通して素晴らしい戦いを見せた。
その躍進の立役者の一人となった
フルバックの五郎丸歩選手が一躍、脚光を浴びた。
「五郎丸ポーズ」にもくぎづけになった。

これが、どれくらい大変なことか?
共産党には大変失礼だが、
共産党が政権をとるようなものなのだ。

エディージョンズが、来るまでは
南アフリカには、
決して試合を組んでもらえなかったし、
呼んでももらえないチームであった。
まして、伝説の相手に試合やるだけで
サインもらいたくなるくらい憧れの存在であったわけだ。

なぜ、今まで勝てなかったか?
なぜ、今回は勝てたか?
意外な事実が隠されていた。

あっ、そういうことだったの?
全てが目からうろこだった。

エディージョンズが来て、そのうろこをはがされた。

何度、世界の壁にぶち当たっても、
今までは、コンクリートにぶち当たるように
何度も何度も跳ね返されていた。

今回は、実はその壁はそんなに分厚くないと・・・
あの人の手に掛かったら、
簡単にできたということがわかったのだ。
まさにジョンズマジックだ。


まずは、ラグビーをあまり詳しくない方のためにラグビーの楽しみ方を教えよう。

ルールは複雑ではあるが、ポイントは少ない。

1.前に投げては行けない。(スローフォワード、ノッコン)
2.ボールの前でプレーしてはいけない。(オフサイド)
3.タックルされたらボールを離すこと。(ノットリリースザボール)
この3点さえ覚えれば試合を楽しめる。

ここで試合の展開だが、
タックルをされて倒れるとボールの奪い合いとなるのだが、
ラグビーでは基本的に立ったままプレイしないといけない。

守備側はなんとか奪おうとし、
攻撃側はそうはさせまいとタックルしてはがす。
ここがラグビーの見どころである。
日本はこれまでもここはできていたのである。

しかし、
BKにボールを回す展開ラグビーと
いくつもフェイズを重ね攻撃するのは
日本のお家芸である。
できていなかったのはスクラムであった。

これまでは相手がノッコンをしてもピンチとなった。
スクラムが押し込まれFWが釘付けとなり、ボールを奪われ劣勢となる。
またスクラムを崩してペナルティ取られ、点をとられる。
それがこれまでの日本チームであった。


ここからが革命的に変わった点だ!

相手が少なかったがサモア戦では
スクラムから認定トライもとった。

何が変わったのか。意識である。
監督がフランスからダルマゾコーチを呼んできたことに
大きな躍進があったのだ。
ダルマゾコーチは、
1日中スクラムのことを考えている。

彼の持論はこうだ。


日本人は体質上低くいい姿勢がとれる。

なんという革命的な発想だ。
短所を長所に変えたのだ。

体格で劣る日本人に強いスクラムを
組むことは、長年、無理とされてきた。

しかし彼は「日本人はスクラムに向いている」と
言うのである。
確かに理論はわかるが・・・

物理的には、
スクラムは同じ方向に同じ角度で
同じタイミングで押せば強くなる。

しかし相手もいる。
これを実践するのは不可能であると誰もが思ってきた。
しかし、ダルマゾは厳しい練習でこれを実現させたのである。

私の尊敬する野口英世の名言を思い出した。

「模倣から出発して独創にまで伸びてゆくのが、
日本人の優れた性質である。それは逞しい能力でもある。」

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そしてこうも言う。
「努力だ、勉強だ、それが天才だ。
誰よりも、3倍、4倍、5倍勉強する者、それが天才だ。」

サッカーでも
「体格で劣る日本は世界では勝てない」
とよく言われていたが、今はどうだろう。
思い込みであることが海外組の活躍で実証されている。

世界のトップスターの
メッシやイニエスタの身長をみればわかる。
スペインもチリも大きくはない。

やはりそれがただの言い訳に過ぎなかったことを
ラグビー日本代表は示してくれた。

体格差が原因なら永久にサモアには勝てない。
しかし勝ったのだ。

つまり、日本のラグビーは大学チームが強い。
今、帝京が天下であるが、
かつては早稲田や明治が強かった。

早稲田のラグビーみたいな
交わすようなようなラグビーをすると
それで強かった。
日本もそれをやろうとしていたのだ。

しかし、本義の部分では、フィジカルな部分で、
しっかりとブレイクダウンして
つまり、スクラムとかモールラックとか、
身体で勝てないとダメだった。

しかし、それを避けようとして闘ってきたが
結局、今まではダメだったのだ。

そこで、スクラムを
徹底的に鍛えたら強くなった。
じつは原因はそこにあった。

なぜ、それを今までできなかったか?
交わすラグビーは世界では通用しない。


フィジカルに当たるラグビーをしなくてはいけないと気付いていた人はいるのか?

外国人がいる今の帝京大学は、
世界のラグビーを見て鍛え、
ここ、6,7年で強くなった。

ラグビー協会のトップは
実質的にはラグビー経験者ではない、
森嘉朗会長である。
しかも、学閥があって強かった大学出身者が協会の
要職について、長年、日本のラグビーの方針を
決めていたといわれている。

今回のコーチのエディージョーンズは、
世界のトップのコーチを経験し、
コーチングスタッフも世界トップクラスの人材を招聘した。
ほとんどが外国のノウハウで選手を強化していたのだ。
そして、あらあら、と勝ってしまった。

こうして、学閥的なものから解放されて強くなったのだ。
本当の意味で世界の高水準のコーチを呼ぶことができたのが
勝因である。

2012年に就任した
エディ・ジョーンズヘッドコーチの存在が大きい。
豪州監督でワールドカップ準優勝、
南アフリカのアドバイザーとして優勝を導いた。

4年前から今回のワールドカップで戦えるようになるため、
日本代表のチーム作りに着手。

その理論に基づいた激しい練習に耐えた選手。
何といっても、選手の意識改革が大きい。

それは、夢にまで見た
南アフリカに勝利し、歴史的な勝利を勝ち取り
全世界にの名乗りをあげた。


奇跡ではないと必然だ!

南アフリカ戦の勝利が奇跡と報じられていることについては
五郎丸選手は、


「(あの勝利は)必然ですね。ラグビーに奇跡はないので。
世界一タフな南アフリカの選手たちにフィジカルバトルで
逃げなかったというのが一番のキーですね」と一言。

エディーHCは日本人のスピードを落とさずにフィジカル
を鍛えるトレーニングを指導し、
「世界一タフな練習を積んできたので、普通に試合をこなせた」と
その効果を実感したようだ。


「フィジカルから逃げてしまうとラグビーもサッカーも戦えない。
日本人は小さいからという考えを捨てないとだめですね。
しっかり摂取して、良いトレーニングをしていけば体は必ず大きくなる」と
続け、固定観念を捨てて
フィジカルトレーニングを行う必要があると提言した。

自らを「真面目なラグビー馬鹿」と
表現した五郎丸。
世界との距離が縮まった要因について

「それだけのトレーニングはしていた。世界一のね」と
4年間続けてきた努力の成果だと語った。

4年間でチームが一番大きく変わったことは
「プライドを持ったこと」だと明かした。


日本代表のエディー・ジョーンズHCは、
W杯の最終戦となったアメリカ戦で涙ぐみながら
「俺はお前らにプライドを持って欲しかった。
そしてお前らは俺の期待に応えてくれた。
国を背負うプライドを持ってくれて嬉しかった」

と選手たちに声をかけたという。

しかし、勝負の世界は過酷だ。
エディ・ジョーンズヘッドコーチらのスタッフが去った今、
これが伝説の始まりにしたいと思うが如何に?