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今期、一番人気の下町ロケットが
ついに、第5話視聴率20.2%。
初の大台超えた。
だが、阿部寛、佃の1人娘で父に
反発する高校生佃利菜を演じる
土屋太鳳だけ嫌われているようだ。
しかし、やっと存在感が発揮した。
それはなんだったのか?
キレて怒鳴り散らすだけの土屋太鳳じゃなかった?
父親役の阿部に対して
『バッカじゃない!』
と、キレる娘。
研究に経営に奮闘する父親に
ヒステリックにキレて怒鳴り散らす。
これも家庭を顧みない仕事中毒の
両親へのいら立ちと夢を描ききれない自分への
苛立ちだったのか。
第5話は、部品供給のための
最終テストとなる燃焼試験当日、
佃(阿部)は、山崎(安田顕)
や財前(吉川晃司)らとテストの
行方を見守るシーンから始まった。
しかし、実験はバルブが突然
異常数値を示し、失敗に終わってしまう。
富山(新井浩文)から
バルブに問題があるときつく指摘され、
”民生品だからじゃないか”と
理不尽な言葉を浴びせられる。
佃たちは、泊まり込みで原因究明に
当たることになるが
与えられた時間は3日だけ。
全社を挙げての原因追及を行うが
どうしても突き止めることができない。
焦りが募る佃。
すると、娘、佃利菜との会話を
思い出した。
”私を信じてくれる”
それは、利菜(土屋太鳳)が
バトミントンで壁に当り
その悩みや葛藤を父に告白する…
という場面だった。
挫折を味わった心境を上手く表現し
ストーリー上の大事な伏線になっていた。
太鳳のお腹の底から絞り出すような
独白が泣かせた。
”バトミントンを嫌いになれるわけない。
あたしなんかよりうまい子はいるし、
追いつけなくレギュラーから外されても
夢をあきらめないように頑張ろうとしたよ。
でも、やればやるほど苦しくて
どんどん、嫌いになっていく気がして”
この言葉を云うために太鳳がいたのだ。
そこで父、阿部寛が父親らしく見せ場を作った。
”な~もう、勝ち負けは良いじゃないか。
好きだったら、納得のいくまで
バトミントン続ければいいし。だめなら、他にまだまだ、
いくらでも夢中になれるものは見つかるよ。
焦らずに、ゆっくり探せばいい”
そこでの娘の言葉がこれだった。
”私の事、信じてくれる。
だったらちゃんと見ててね”
佃は、絶対の自信であった自分たちが作った
バブルシステムが何かの
答えを出してくれることを
信じて、真っ二つに裁断することを決意。
”信じているからこそ、向き合うんだ?
これを真っ二つにして下さい”
目を剥く佃。
何かが磨れた跡があったのだ。
配管をファイバースコープで見ると
内部に傷がある。
それは、フィルターに付着していた
二酸化ケイ素が原因で
バブルシステムに動作不良がでたのだ。
その製品は、民生品とコケにして
いた帝国重工の近田が担当していた製品であった。
責任をなすり付けあう中
佃の言葉はまた、熱い。
”良いものを作りたいと思うプライドがあるだけだ”
そして、財前も、
社長の藤間を説得するために、
バルブの完成度の高さを信じ、
説得交渉に当たるのだった。
技術者の藤間も
”どん底から這い上がった男に
かけてみるか”
と、佃を信じるのであった。
そして、打ち上げは成功するのだった。
今回は、信じ合うということがテーマだったようだ。
ひとはどこかで疑い、信じ抜くことを忘れてしまう。
夢を持つこともなく
夢を語ることも忘れ
無難な毎日を送っていることへの
懺悔だね。
しかし、朝ドラ ”まれ”でも夢を持たないだの、
夢にかけるだのと散々、悩まされたまれ。
しゃべりが嫌いとかの誤解されているね。
これだけ、夢を語れない時代なのだ。
今日の学びは、
”信じているからこそ、向き合うんだ”
人は、人を信じなければ生きていけない。
こんな難しい困難な時代だからこそ
人を信じていきたいと思う。
終わりに、
谷川俊太郎の
”信じる”の詩をどうぞ・・・
笑うときには大口あけて
怒るときには本気でおこる
自分にうそがつけない私
そんな私を私は信じる
信じることに理由はいらない
地雷をふんで足をなくした
子どもの写真目をそらさずに
黙って涙を流したあなた
そんなあなたを私は信じる
信じることでよみがえるいのち
葉末の露がきらめく朝に
何をみつめる子鹿のひとみ
すべてのものが日々新しい
そんな世界を私は信じる
信じることは生きるみなもと