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ぞえ

舛添氏の政治資金をめぐる過熱報道に火を付けたのは
ご存知、週刊文春。
『告発スクープ 舛添知事「公用車」で毎週末「温泉地別荘」通い』。
そして、次号では「舛添都知事に政治資金規制法違反の重大疑惑!」
しかし、地に堕ちた大手新聞やテレビの罪なないのか?
舛添疑惑を叩くだけ叩く。
取材に裏付けされた質問はなし。ジャーナリストとして恥ずかしくないか。

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リスクを取らなくなった大手マスコミ?

しかし、「今回は報道が頑張った」という声が
報道界から出ているらしい。
バカも休み休み言ってもらいたい。
頑張ったのは文春だけじゃないのか?

大手マスコミよ、よーく考えてもらいたい。
あんたたちは、文春から出た記事で
叩くだけ叩いて、
真実を何も伝えてないじゃないですか?

甘利明・前経済再生担当相の“口利き疑惑”の
スクープも週刊文春じゃないか?

しかも、報道はそこまで、なんら疑惑の追求はない。

どうしてこうも、政界からみのスクープを
連続して探しあてるのか?

逆に言うと、なぜ、新聞からスクープが
出ないのか?呆れ返るのは、私だけではあるまい。

おりしも、週刊文春の新谷学編集長は、
「いまのメディアは、批判をされない、
安全なネタばかり報じる傾向が強まっているように思います。
評価が定まったものに対しては『悪い』
『けしからん』と叩きますが、
定まっていないものは扱いたがらない」・・・

新谷氏は気持よく、新聞やテレビの“ダメ”さをバッサリと斬った。


大マスコミがリスクを取らなくなった?

週刊文春は、甘利氏の疑惑に
1年もの時間を費やして取材し、
確たる証拠を握るまで報道しなかったようだ。

本来、人も資金もたんまりあるはずの新聞・テレビは
失敗を恐れ、ほとんどリスクを取らないようだ。

記事が面白くないから誰も読まない。
だから、部数も減り、広告収入の減り、経営環境が悪化する。
新聞の凋落ぶりはすざましく
1年間で合計100万部前後も部数を落としている。

記者が「行政の言うことをそのまま書いていればいい」

舛添知事問題で
「初めて政治資金報告書なるものを見た」という
記者もいたというから驚きである。

記事が面白くないから誰も読まない。
悪循環に陥ってしまっている。

「都庁担当は政治部ではなく、社会部だという。
都庁は首相官邸や外務省などと比べて格下だし、
都庁には、入社数年の若い記者か、
やる気を失った記者しかいません」とは呆れる限りだ。

昨年問題になった“号泣会見”の兵庫県議に対する
集中報道も具体的な追求さえもない。叩くだけ、叩く。

事件が発生すれば、どっと押しかけ
同じネタを報道する。

会見では、記者がヤクザのような言葉で
罵声や大声を出していることが、追及していると勘違いしている。


記者クラブ制度の罪は大きい?

大手新聞やテレビが週刊誌にも
追いつけない訳は記者クラブのせいだ。
記者クラブは原則、新聞やテレビの
会社員の記者しか加盟できない。

週刊誌やフリー、ネットメディアの記者は
メンバーになれず、記者会見を取材することも不可能だ。

安倍ちゃんの会見では、
手を上げてもないNHKの記者の名前を
指名するという失態まで起こしていた。

そのぬるま湯体質の記者は
「仲良しクラブ」そのまんまで、予め質問内容が
告げられ、会見はいつも和気あいあいの
茶番に終わっているのだ。

そういえば、新聞は、消費税軽減税率対象品目だ。
これでは、モノ言う報道機関の役割を
放棄したことになるのではないか?

ジャーナリストが聞いてあきれるほど
この国の大手メディアは腐っているようだ。