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参議院選も大詰め、
安倍晋三首相の参院選の遊説が面白いようだ。
必ずウケるポイントと題して毎日新聞がとってもユニークな記事を紹介している。
それは、アベノミクスでも1億総活躍でもない。
さて、あなたは何だと思いますか?
答えは、野党批判。
では、いくつかご紹介しながら
深層心理を見てみましょう。
まずは、三重県伊勢市の伊勢神宮前。
いつもの様に、安倍首相が声のトーンを変えたところからです。
錦織ではありませんが、ギアを上げた瞬間です。
皆さんいいですね。
『気をつけよう、甘い言葉と民進党』ですよ!」
聴衆数百人から笑いと拍手が起きるのだ。
前もって、動員されたホームグラウンドだから
敵が居ない。安全地帯だ。
得意のこのフレーズは、
待機児童問題で民進党の政策を批判する際に出た言葉だ。
反応は、どうやら
「アベノミクスのギアを2段も3段も上げていく」
より格段にいいらしい。
『気をつけよう、甘い言葉と民進党』ですよ!」
拍手を送った男性会社員(64)に声をかけた。
「とてもいい演説だったよ」と笑顔だ。
「やっぱり野党には任せられないよね」。
そして、アベノミクスの恩恵を尋ねると
「それはまあ、これからでしょう」
応援団はありがたい。
次は、新潟市内の演説。
ここでも、『気をつけよう、甘い言葉と民進党』ですよ!」
「感動した」と言う50歳の男性会社員。
「野党共闘は野合。やっぱり良くない」
そして、三重県四日市市では。
民進党の岡田克也代表の牙城であることを意識して
『気をつけよう、甘い言葉と民進党』ですよ!」は言えない。
でも、言いたくてしょうがない。思い余って
民主党政権時代は、暗い停滞した時代でした。
「前進か後退かを決める選挙だ」
と、いつもの批判フレーズは健在だ。
時には、変化球も投げてくる。
ご当地ネタだ。
これがウケている。
小泉進次郎にでも教わったのかも知れない。
ご当地ネタも冴え渡る?
ここは、新潟県村上市内。
円安効果で外国人観光客の増加に一言。
「温泉に入って地酒を飲み、村上牛を食べる。
素晴らしいではありませんか」
この、ありませんか?は、常套句のようだ。
70代の女性は
「村上のことに触れてくれた。気さくな人だわ」
と喜んだ。日本人は、優しい。
このように、
遊説先に合わせてご当地名産品に変えるだけで
基本パターンは変わらない。
マニュアルどおりということか?
都市部の遊説では野党支持者との
「接近遭遇」も起きるようだ。
こちらは、さいたま市の大宮駅前。
丸めた紙をメガホン代わりにした男性が、
首相にやじを飛ばしていた。
すると
「訴えたいことはこちらでお聞きします」
と、駆けつけたスタッフ数人が取り囲んで後方へ
「誘導」していったのだ。
ちょっと、怖い感じがしないでもないが・・・
自由民主党は約束したことを必ず実行します?
東京・渋谷駅前に数千人が集まっていた。
やはり、ひと目見ようと野次馬も集まる。
すると、拳を突き上げて
「自由民主党は約束したことを必ず実行します」。
しかし、首相は力を込めたが反応は薄い。
多くはスマートフォンで写真を撮るだけだ。
そして、帰れコールがあっても慌てない。
改憲隠しを批判するプラカードを
持つ十数人のグループがいても慌てない。
そしてこう言う。
「負けるわけにはいかないんです」
まさに、ツイッターのように
有権者に向かって言う台詞ではない。
お粗末だ。
首相の声も抗議の声も、
交差点の騒々しさにかき消されて
無関心という敵にも立ち向かっている。
「負けるわけにはいかないんです」
野党がこれといった
反撃を見せられない異常事態に
不信の裏返しとしての消極的支持が
政権を押し上げる結果となる。
悲しい現実がそこにある。
では、この辺で、お開きとします。
まとめ
そうそう、深層心理でしたね。
ここに、政治学者の山口二郎氏が、
ツイッターでこうつぶやいていました。
安倍の頭は、安保法制の審議に耐えられるだろうか。
だが考えようによっては、何も考えないからこそ、
論理の破綻や矛盾に苦痛を感じず
一定時間をかみ合わない答弁で過ごして平気だともいえる。
平然とウソをつき、罪悪感が皆無で、
自分の行動の責任をとる気がいっさいない。
以前、本サイトが指摘したサイコパス
(反社会的人格)がまた証明されてしまったようだ。
では、もう一つの分析から
元共同通信記者で
政治ジャーナリストの野上忠興が
「週刊ポスト」(小学館)に連載している
「深層ノンフィクション
安倍晋三『沈黙の仮面』」だ。
以下引用文・・・
安倍家取材40年の野上が
安倍の幼少期からの生い立ちを
追いその人格形成の過程を描いているというのだ。では、安倍の保守思想はどこから来たのか。
幼い頃、祖父の岸信介邸に
押しかけた安保反対デモの中で
「おじいちゃんは正しい」
との思いを心に刻んだという話だ。当時は佐藤(栄作)内閣で
学生運動が盛んな時期。
駒場のキャンパスも「反佐藤」の
展示や看板で溢れていた。そんなムードに、
安倍は学生運動=「反佐藤」「祖父の敵」を感じたという。このすりこまれた「左翼=身内の敵・おじいちゃんの敵」
という生理的嫌悪感が、
今も辻元らを相手にすると頭をもたげ、
ついムキになってしまうということらしい。
国会答弁も、保守的な政治スタンスも結局は
小学生の幼稚なメンタリティの延長……。
こんな薄っぺらい男の薄っぺらい考えによって
日本は「戦争をする国」に引きずられていくのだろうか。
さすがにこの分析は的を射てるようだ。
だから、こんなことに、と思われる些細な事にも
苛つくのだろう。
早く、質問しろよ。
日教組、日教組。
しかし、これでいいのでしょうか?
なんか、とっても笑えないですね。
あなたも真剣に考えて見ましょう。
日本の将来をこの人に任せてもいいんですか?