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選挙の後の特番は楽しみの一つだ。
中でも、ジャーナリストの池上彰さんの
テレビ東京の「池上彰の参院選ライブ」
は、予想どおり、13年の参院選、
14年の衆院選に続き視聴率3連覇を達成した。
やはり、庶民は本音を知りたがっている。
政治家はなぜ、ムキになってしまうのか?
池上さんの特番は
大物政治家がムキになるような
鋭い質問が人気を集め、
“池上無双”と評判は高い。
まずは、大物ではなく大型新人。
長身だけが特徴の元ビーチバレー
朝日健太郎。
どこの委員会に所属して活動したいと思ってるんですか?
朝日:これからの相談ですが、このスポーツの価値というのは
多岐に渡るということで、横断的にできるのかと・・・
ー普通スポーツをやりたいんであれば、
文教科学委員会とか、具体的な名前が
出てくるのかと思っていましたら・・・
朝日:あとは、経済とか??健康というところもありますし??
「これから勉強しますとかいいますけど、
勉強してから立候補して欲しいものですね」
と、呆れながらサラリと本音を言っていましたね。
二世議員たちの操り人形だから
勉強の必要ないとでも・・・
オリンピック選手ってありがたいですね。
人気投票では断然強い。
そういえば、元気ですか?
と言って、いろんな党を渡り合い何年も
国会議員でいる人も務まるのですから、
人気が一番なのです。
これで6年も生活が保証されたわけですから
羨ましいですね。
米軍基地問題は「これから向き合いたい」?
目玉候補の1人として比例代表で立候補した、
ダンス・ボーカルグループ「SPEED」の
今井絵理子(32)
超スピードで当選確実となり、
各メディアが大々的に報じているが中身は・・・
沖縄出身の今井。
本来ならば沖縄の米軍基地問題は
避けられないはずだが、
選挙中はその問題に関する発言はほとんどなし。
今井:12歳からずっと東京ですから…これから勉強します
――つまり沖縄の問題について、
立候補して初めていろいろ考えるようになったということなんでしょうか?
今井:はい、そうですね。
――これから沖縄の問題を考えていくことですね?
はい、これからきっちり向き合っていきたい、
その課題を取り組んでいきたいなと思います。
私自身、聴覚障害児を抱えている
11歳の男の子がいますけど、
そういった福祉に関してもきちんと
取り組めていけたらなあと思っています。
池上氏は、このやり取りの後で苦笑しながら、
以下のようにコメントした。
「立候補されるわけですから当然、
沖縄の問題を認識を深めて、
自民党の政策について知っているのかなと思いましたけど、
これから考えるということですか?
今後も音楽活動を並行させるつもりとか・・・
お気楽な政治家が生まれてしまった。
真面目に議員活動をすれば
そんな時間はないはずだが、
政治的にはまったく無知ですね。
このままだと
6年間議員とし何もしないのでしょうね。
なんで、公認候補をして選んだの?
担ぎ上げたのは、山東昭子元参議院副議長。
史上最多当選記録を持つ元祖タレント議員だ。
タレント議員を育てるのが好きな人だから
実際に役立つかは二の次。
人目を引くことだけには長けている。
と政治ジャーナリストは分析している。
ある音楽関係者も政治家への転身を
「昨年出した新曲がさっぱり売れなくて、
政治家転身を決めた」と証言。
いったい、どうなってしまっているのだろう。
我々の税金の使い方がこれでいいのでしょうか。
有権者も考えて欲しいもんです。
沖縄、障害児の母親、わかりやすいスピーチ。
18歳以上に与えなれた選挙権がこうした効果に
活かされるとは、大手広告会社のマーケティングが
いかに優れている証明だね。
次は、
自民党内きっての保守派である三原じゅん子(51)
憲法問題と歴史認識に関する質問を浴びせた。
三原:神武天皇以来の伝統を持った憲法を作らなければいけない
――どういう意味なんでしょうか?
明治憲法の方がよかったという意味なんですか?」と質問。
三原:すべての歴史を受け止めて、
という意味であります」と答えたが・・・
――なるほど、じゃあ神武天皇は実在の人物だったと
いう認識なんでしょうか?」
三原:そうですね。いろいろなお考えがあるとかもしれませんが、
私はそういう風に思ってもいいと思います」
えっ。
再び「三原さんは神武天皇は存在したと?」と聞き返しても・・・
なんと、古事記や日本書紀に登場する
神武天皇が“実在の人物”だ
とするトンデモ発言に苦笑・・・・
化けの皮を剥いでしまった。
今度は、大物政治家、稲田朋美(57)政調会長に
憲法改正について質問した。
池上:公約に憲法改正の具体案をなぜ入れなかったのですか?
と何度質問しても
稲田氏は
「憲法改正の草案は出してある」と
一点張りで全く話が噛み合わない。
論争をあえて避けていることが
見え見えの答弁だった。
一言も改憲について触れなかった?
真打ちはこの人、安倍首相。
安倍首相が街頭演説で
一言も改憲について触れなかったことに対し、
「今年の年頭の記者会見では参議院選挙で
憲法改正を国民に問うと
おっしゃっていましたね」
と切り込むと、安倍首相はしどろもどろになって
こんな本音をポロリとこぼしたのだ。
池上さんはこれまでの改憲論争で焦点に
上がった9条や96条を例に挙げて聞いた。
安倍首相は、笑みを浮かべて
「それだけではなく、
前文から全てを含めてですね、
それを変えたいと思っています」
まとめ
池上さんはこの2、3年、
新聞紙面や雑誌で舌鋒鋭く安倍政権を批判してきた。
朝日ジャーナル」でも
安倍自民党の惹句である「日本を、取り戻す。」について
「(安倍首相が)取り戻したい『日本』とは何なのか。
いま、米国では
『メイク・アメリカ・グレイト・アゲイン(米国を再び偉大な国に)』
と言うトランプ氏が大統領候補になりそうですが、安倍さんは『メイク・ジャパン・グレイト・アゲイン』と
言っているようなもの。
中身はいろんな意味で受け取れるわけです」
きっと、憲法9条を改定してアメリカの2軍をして
海外に戦争を仕掛けてくる。
そのバックには巨大な軍事産業と手を結ぶ野望があるに違いない。
まさに、大日本帝国憲法の復活のようだ。
このままでは、
民主主義は死んだも同然だが、
そのことすら大マスコミは報じようとせず、
だから、有権者はいまだに
気づかない。
安倍の思うツボにハマってしまうのだろうか?
「憲法改正の草案とは・・・