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日本選手のメダルラシュに湧くリオ五輪。
なんと陸上男子400mリレーの決勝で
銀メダルを勝ち取った。
ボルト率いるジャマイカの
37秒27ジャマイカには及ばなかったものの
強豪アメリカチームを抑えたのには驚いた。
アンダーハンドパスで37秒60の
日本新&アジア新記録での銀メダルだ。

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まさに勝つべきして勝ったのだ!

ここで驚くには早い。今回は内容が違う。

日本は予選を全体2番目のタイムとなる
37秒68の日本新記録で突破。

従来の記録の38秒03を
大きく塗り替え、
予選で1組前に中国がマークしたばかりの
37秒82のアジア新記録も更新していた。

同リレーの予選では、
ボルトが出ないジャマイカに日本が勝っていた。

ボルト自身も決勝の結果を予想していたようだ。


「日本は非常に良かったと思う。
バトンの渡し方が素晴らしく驚いている」
まさに勝つべきして勝ったのだ。

では、出場選手のタイムを見てみよう。
自己ベストが桐生は10秒01、
山県が10秒05、ケンブリッジが10秒10、
飯塚は10秒22。
日本の五輪史上最強ともいえる布陣だったのだ。

それに個人の速さだけで勝てる100mと違い
リレーの勝敗は、バトンワークに左右される。
強豪アメリカを見てもらえばわかる。
明らかに4人でのチームプレーをやっていない。

今回は3位でゴールしたが、バトンの受け渡しが
リレーゾーンを越えたとして失格になった。


勝因となったバトンパス!

日本は、下から差し上げるように行う
アンダーハンドを採用。
手を伸ばし、上から振り下ろして渡す
オーバーハンドのように
腕の長さの分、走らなくてすむので
距離は稼げないが、
渡す側と受ける側の双方がフォーム
乱さず走ることでスムーズなパスが可能だ。

しかも今回は、受ける側の腕が後ろに伸びた際に
手渡す形にしたことで
きっちりと合えばスピードは出る。

しかし、リスクは大きくなる。
失敗も覚悟であえて勝負に出たことが、
銀メダルを手に入れた勝因だ。

思えば、2008年北京五輪での銅メダル。
これは、陸上トラック競技では初めてのメダル。
80ぶりの快挙だったことを忘れてはならない。

そして、史上最高成績に並ぶ
リオ五輪の銀メダルは88年ぶりだ。

先人たちの厚い厚い壁をぶち破った結果が
あったからこそ、今回の銀メダルになった。


壁といえば?

人類が100m走で初めて10秒の壁を破ったのは、
1968年メキシコ・オリンピック決勝のジム・ハインズ選手。

記録は9秒95。

以降人類は、44年をかけて0.37秒を短縮した、
現在の世界記録はボルト選手の2008年に記録した9秒58。

わずか0.37秒という見方もあるが
ゴール前の0.37秒ということは
5m以上の差になる。
大きな短縮と見ることもできる。

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しかし、ハインズの記録は、
空気が薄い高地(メキシコシティ)の記録」と
言われ、その後、10秒の壁は破れないでいた。

ちょうど、走り幅跳びの
ボブ・ビーモン選手の8m90㎝という
驚異的世界記録が生まれていたことも
高地が影響したのかもしれない。

なかなか超えられる10秒の壁を破ったのは
ご存じ、カールルイス(アメリカ)。

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1984年のロサンゼルス五輪で9秒99。
1988年ソウルでもカール・ルイスが9秒92で連覇。

1992年バルセロナでは
リンフォード・クリスティー(イギリス)が9秒96で優勝、

1996年のアトランタは、
ドノバン・ベイリー(カナダ)が9秒84で優勝、

2000年のアテネは、
モーリス・グリーン(アメリカ)が9秒87で優勝。

9秒台でなければオリンピックや世界選手権では勝てない、
あるいはアメリカやジャマイカといった強国であれば、
9秒台でなければ代表にもなれないという時代が訪れる。

ちなみに、日本記録は1998年の伊東浩司選手が
アジア大会で記録した10秒00。

10秒の壁を超えた選手は116名。

白色人種とアボリジニのハーフであるオーストラリアの
パトリック・ジョンソンが
2003年に達成するまでは、
全てアフリカにルーツを持つ黒色人種である。


歓喜の嵐?

その牙城に果敢にも飛び込んだジャパン男子。
喜びの声をお聞きください。


山県
メダル目指してやってきて、いざ取れると感慨深い。
予選よりもいいスタートが切れた。
(バトンは)絶対渡るという自信があったので、
焦らずに飯塚さんが走ってくれた。
歴史をつくれてうれしい。夢は実現できることを証明できた。

飯塚
歓声が思ったよりすごくてアドレナリンが出た。
山県が流れをもってきてくれた。桐生へ向けて突っ走った。
ミスることは一切考えなかった。
信頼できるチームです。
次の東京五輪に向けてスタートできたと思うのでまた頑張ります。

桐生
最高の気分です。
思い切り出てがむしゃらに走った。
ケンブリッジさんに渡すことだけを考えていた。
このメンバーで走れて本当に最高な日になった。

ケンブリッジ
3人が完璧な位置で持ってきてくれた。
絶対メダルを取るぞという気持ちで走った。
あんまり覚えていないが、最高でした。
最後はちょっと硬くなったがしっかり2番で
ゴールできてよかった。
4年後も今よりいいメダルを取れるように頑張りたい

記録は破られるためにあるのだ!!
おめでとう。

興奮のシーンをもう一度!





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