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%e5%ae%89%e5%80%8d「北朝鮮みたいだ」――と、小沢一郎氏が
批判したのも当然の光景が衆院本会議で行われた
安倍首相による所信表明演説で起きた。
なんと、ヒトラーか、金正恩の演説のように
自民党議員らのスタンディングオベーションを行ったのだ。将軍サマのような個人崇拝を行う独裁国家のような異様な狂気が漂っていた?

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なぜ、こんなファシズムが許されるのか?

 

スタンディングオベーションは、安倍首相が愛国心を
煽るような演説をした後、起きている。

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「わが国の領土、領海、領空は、断固として守り抜く、
現場では、夜を徹して、今この瞬間も
海上保安庁、警察、自衛隊の諸君が任務に当たっています。
極度の緊張感に耐えながら強い責任感と誇りをもって任務を全うする。その彼らに対し今、この場所から、心からの敬意を表そうではありませんか」

と、安倍首相が呼びかけたのだ。しかも、ルビにト書きと至れり尽せりの原稿には驚きである。

安倍自身も金正恩のように拍手をはじめ、
10秒近く、拍手は盛大に続いた。

大島理森衆議院議長が
「ご着席下さい」と注意しても、
拍手は鳴り止まなかった。

狂気に満ちた共産党の党大会のようであった。

政治学者の五十嵐仁氏はこう分析した。


<以下、引用>
独裁は歓呼と歓声の中から生まれます。
安倍1強と指摘されてきたが、ついに一線を越えてしまったと思う。
この先、安倍首相がスタンディングオベーションを促すたびに、
自民党議員は応じざるを得なくなるでしょう。
ひとりだけ立ち上がらないと白い目で見られてしまう。
独裁体制は、こうして生まれます。
しかも、ただでさえ社会がキナ臭くなっているのに、
今回、自衛隊をたたえた後、起きている。非常に危険な構図です。

 

誰がリードさせたか?その意図は何か?

 

どうやら、今回のパフォーマンスは、
安倍の側近幹部や閣僚が手下の若手議員に
事前に指令を出しリードさせたものらしい。

これは、今の自民党の状況をそのまま物語っている。
安倍首相の独裁体制に誰も逆らえない。

若手議員はむしろ、
政権中枢に取り入るために
率先してタカ派的姿勢を強調し
歴史修正主義的姿勢をアピールしている状態なのだ。


なにが問題なのか?もう一度考えてみよう?

 

ファシズムとは、議会制民主主義を否定する
独裁政治のことで全体主義のことを言います。
全体主義とは、共産主義国の政治体制もこの中に
含めることが多いのです。

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ファシズムの象徴としてムッソリーニや
ヒトラーがいますが、彼らは反社会主義や反共産主義を唱えていました。


自民党は昔のように自由ではない?

 

自民党というよりも安倍側近はこの独裁状況を作り
「総裁任期延長」を企てていることだ。

自民党の総裁任期は、連続2期6年までと
なっているが、二階幹事長を中心に、
それを連続3期9年あるいは
無期限に変更する議論が始まっているというのだ。

支持率の高かった中曽根首相や
小泉首相さえも、任期延長はしなかった。

総裁任期が長期に及ぶことは
党の私物化や腐敗を生むと自らを律していたのだ。

多くの民主主義国家では、政権を担う政党の総裁任期に
制限をもうけてきた。

アメリカでも独立戦争以来、リンカーンが自ら決めた
2期8年を厳格に守っている。


そのタブーを破り、安倍は独裁体制を築こうとしているのだ。

2013年、五輪の東京招致が決まった直後、
安倍は、側近記者にこう豪語した。


東京五輪はオレが呼んだんだから、
オレがやるのが当然だろう。

と語っていたという。
「週刊ポスト」2016年9月16・23日号/小学館)

リオデジャネイロ五輪の閉会式では
「東京で会いましょう」と堂々と宣言し、
任期延長の野望を隠さなかったのは記憶に新しい。

いまの自民党をみていると、
これに反対している有力議員は石破茂、
小泉進次郞、岸田文雄外相くらい。

ヒトラーというのはあまりのもバカげているが
このままいけば、安倍首相が
ロシアのプーチン大統領並みの独裁者になる可能性は極めて高い。

国会でのパフォーマンスはどうやら、
本物の独裁政権への一手なのかもしれない。


さて、誰が糸を引いているのだろう?

このままでは大変なことになることは必至だ。
そういえば,
民進党の野田佳彦幹事長による代表質問で
自民党の憲法改正草案の撤回を求められ、


「各党がそれぞれの考え方を示すことが大切だ。
自民党草案を撤回しなければ議論できないという
主張は理解に苦しむ」

と安倍は反論し、撤回を拒否した。

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安倍首相はタブーを破って、
本当の独裁体制を築こうとしているのに違いない。

天皇陛下を利用してまで
憲法改正を叫ぶ安倍と日本会議の本性がむき出しになってきた様相だ。

憲法とは国家権力を縛るもの。
為政者が好き勝手にできないようコントロールする。
それが憲法の目的だ。

だれかの入れ知恵か独自の見解かは知らないが、
「それは絶対王政の時代の考え方だ」と
安倍首相は堂々と言ってのける。こんな無知な人に
憲法を変える資格は断じてない。


 まさに、明日の日本の政治が益々危うくなってきた。

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